セラミドが配合された化粧品の選び方〜セラミドの種類を知る
セラミドは美容成分としてはツヤ、ハリを保つ働きをします。シワを防いで目立たなくする効果や、肌のターンオーバーを正常化する効果も期待されています。さらに、メラニンの生成を抑える美白作用も報告されています。
化粧品に配合されるセラミドの種類
セラミドには種類があり、動物性の天然セラミド、酵母からつくられるヒト型セラミド、(バイオセラミド)、植物性のセラミド、石油系の合成セラミドである「擬似セラミド」があります。
天然セラミド(動物型) | 主に馬などの動物の脳や脊髄から抽出する非常に高価な成分です。 |
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植物性セラミド(植物型) | こんにゃく芋やぬか、米、麦、大豆、ほうれん草などから抽出。 |
ヒト型セラミド,バイオセラミド(ヒト型) | 酵母で人のセラミドに似せて作られたもの。人工的なセラミドの中で最も保湿力があります。 |
合成セラミド(擬似型) | 石油から精製。体質に合わないことがあり、パッチテストを推奨するものもある。 |
セラミドは脂質で水溶性ではないため、乳液や美容液に配合されることが多いです。セラミドによる保湿効果を高めるとコラーゲンやエラスチンを安定させることにも繋がりますので、積極的に使いたい成分です。
ヒト型セラミドの働き
肌への親和性が良いヒト型セラミドは構造によって種類があり、化粧品に配合される目的も違います。化粧品を選ぶときは種類を見て選ぶと適切にケアが可能になります。
セラミドEOP(セラミド1) | 肌の弾力を高める | 乾燥肌用、エイジングケア用 |
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セラミドNG(セラミド2) | セラミドの中でも極めて保水力に優れている | 保湿剤や肌荒れ防止、改善/td> |
セラミドNP(セラミド3) | バリア機能回復効果にすぐれている | 敏感肌用 |
セラミドAP(セラミド6Ⅱ) | ターンオーバーの正常化を促進・維持 | エイジングケア用 |