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肌の表皮と角層

表皮は平均約0.2ミリの厚さで、肌の元である角化細胞がぎっしりと詰まっています。 表皮と呼ばれる層は基底層から角層までを差し、化粧品が浸透するのは角層までとされています。
肌の作りを知っておくと、シミやシワなどをケアできるコスメを選ぶ時にも役立ちますので、こちらで記載している内容は、ぜひ覚えておいてください。

表皮の底から表面まで

真皮と表皮の境目にあり、肌を作る細胞が分裂を始める「基底層」から、細胞が徐々に成長しながら表皮へと上昇する「有棘層」(ゆうきょくそう)、細胞がより肌の組織に近づいて皮膚の形状に近づき始めにる「顆粒層」(かりゅうそう)、 肌の表面0.02ミリを占める「角層」(角質層)からできています。

基底細胞が分裂して肌へと変化していくことを「角化」と呼び、このサイクルを「肌のターンオーバー(肌の新陳代謝)」と言います。肌のターンオーバーを簡単に言うと肌の生まれ変わりのことです。基底層で肌細胞の分裂が起こり、常に新しい肌の準備がされています。

肌が新しく生まれ変わる周期は20歳代前後でおよそ28日周期ですが、年齢とともに周期は長くなります。一説では年齢×1.5が肌周期の目安になると言われています。肌のターンオーバーが正常に早ければ、シミやシワの改善も早まります。

表皮のつくり・コスメが浸透するのは角層まで

角層(角質層)

顆粒細胞が「角層細胞」 に変化すると、細胞の核や細胞膜などが代謝されて消え、細胞間脂質になる前の物質は角層細胞間に分泌されます。これで細胞は再生しなくなりますが、活発な代謝機能は保たれ最後は垢になります。

顆粒層

肌細胞の角化が進んで顆粒細胞になると、細胞の形が平たくなり細胞の中に微小な粒子(顆粒) がたくさんできます。これが角質層にある細胞間脂質の前段一階の物質だと言われています。

有棘層

肌の細胞が有棘層へ行くと「有棘細胞」になって角化のプロセスをスタート。 基底細胞のときと遺伝子の働きが変化するため、角化が進んでいる細胞と待機中の細胞を区別することができます。

基底層

肌のもととなる「基底細胞」がここで分裂。 次の層へと上昇するものと分裂しても待機中の細胞があります。

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